制御・組込ソフトウェア開発事業

工場やビルメンテナンス・冷暖房管理等で、設備の監視・制御の中枢である現地の制御盤。しかし、異常警報が出ても盤のランプが点灯するだけ、操作には盤のスイッチを直接ON/OFFする必要がある、現地に行かないと温度等の稼働状況の監視もできない等、運用に不便・不満を感じていませんか?
DynaxTの遠隔監視システムを導入することにより、対象設備の監視と操作をスマートフォンで行うことができます。警報等の異常時には自動的に通知メールが送信されます。温度等の各種計測・稼働状況データはクラウドサーバーに自動的に蓄積、一覧表やグラフ・帳票等により参照することができます。

1.モバイル対応
監視センター（お客様の事務所拠点）からだけでなく、タブレットやスマホ等のモバイル端末からでも、場所を選ばず監視や操作が可能です。また、監視対象の設備にインターネット固定回線が引けない場合でも、モバイルルーターにより対応が可能です。

2.セキュア
デフォルト構成ではVPNベースですので、IoTに特有のセキュリティ上の懸念がありません。他にもSSLを利用したサービスや、イントラネットの場合には単なるLANと、セキュリティ要件に合わせた柔軟な構成が可能です。

3.豊富なユーザーインターフェイス
一覧表示、グラフ、設備マップ、帳票等の豊富なユーザーインターフェイスにより、監視・操作を行うことが出来ます。

4.幅広い設備に対応
元々熱源システム用に開発されたシステムですが、有電圧・無電圧のデジタルI/O、4-20mAや測温抵抗体等のアナログI/O等、計装設備系で一般的なインターフェイスに対応していますから、工場等の計装設備・ビル監視等の幅広い分野への適用が可能です。

5.高い信頼性
制御盤内のPLCが設備側とのI/Oを行います。PLCならではの高い信頼性と可用性が確保され、また複雑な制御ロジック等のカスタム要件への対応も可能です。

6.インテリジェント
制御盤にはLinux PCも搭載、お客様の設定による月単位・週単位の複雑なスケジュールに従って自動的に監視や制御を行います。万一インターネット通信が途絶しても、制御盤単独で数か月のスパンの自動運転・データ蓄積が可能です。

※遠隔監視システムの構築費用は別途お見積になります。
また、クラウドサーバー・VPNはお客様にご契約いただきます。
現地に導入する遠隔監視盤は、対象設備に合わせてカスタマイズのため都度お見積になります。

お客様のニーズに合わせたセンサー・データのワイヤレス収集・管理や現場でのロギングなどを実現します。
少し離れた場所のデータ収集の方法についてお困りではありませんか？ 市街地での解決は容易でも、野外のデータを集めたい場合は、信号線や電源の敷設場所が限られるなどの困難を伴いがちです。

そのため・・・
①複数の測定箇所から電源のある集信箇所まではワイヤレスでデータを送りたい。
②測定箇所では普通の電池で長期間測れるようにしたい。
③データ収集・管理をクラウドでも可能にしたい。
などの各種ニーズにお応えする必要があります。

DynaxTでは、そういった必要性に手軽にお応えできるシステム作りを目指しています。
次の例は、野菜の露地栽培で土壌の吸水圧を測る場合です。

植物の生育にとっては、土壌の水分率（体積含水率）よりも、水を吸うのに必要な圧力が重要で、土壌の水分が多いと弱まり乾けば強まります。 その吸水圧（マトリックポテンシャルまたはpF値で表す）をセンサーで測り、デジタルデータとして集信箇所へワイヤレスで送ります。 それにより最適な潅水の制御や遠隔地でのデータ管理などを可能にします。また測定箇所で変化の記録を収集することも可能です。

DynaxTでは、現代とこれからのデジタル技術をIoTに生かし、コストパフォーマンスの優れたシステムが構築できるよう、研究・開発を続けています。 新型ワイヤレスpf計開発内容の紹介